第3回上市暮らし体感ツアー~先輩移住者のお宅拝見!リアルな移住生活をのぞき見しちゃおう♪~開催報告

2月6日(日)に今年度最後となる、第3回上市暮らし体感ツアーをオンラインで開催いたしました。
近隣県の方から、東北、関東、四国、九州など全国各地から約20名の方にご参加いただきました。
今回は、上市町での暮らしをより身近に感じてもらえるよう、先輩移住者であるゲストのご自宅を大公開!
会話やチャットで参加者の皆さんと相互交流をしながら、楽しいツアーとなりました。


◆ゲスト①「ehe(えへ)」村上江奈美さんのお宅訪問!

先輩移住者で今回のツアーゲスト、ハンドメイド作家・イラストレーター「ehe」の村上江奈美さんのご自宅から中継スタート!
富山県には雪が積もっていて、玄関前の積雪の様子を見せてもらうことができました。この日も雪がちらほら降っていましたが、車道や歩道は除雪が進んでいて、雪道を歩いたりするのも安心な様子を見ることができました。
村上さんはお子さんの出産を機に、「広いおうちに住みたいね」と家探しを始め、リフォームされた住宅を購入。さらに木材を使用したDIYで自分好みの、温かみのある素敵なおうちにカスタマイズされていました。村上さんの仕事場となる2階の部屋からはとっても雄大な立山連峰を見ることができるそうです。プライバシーの関係で中継では窓からの景色を見ることはできませんでしたが、事前に撮影された写真を見て、参加者から感嘆のため息が漏れていました。

村上さん宅の窓からの景色

ご自宅の案内のあと、村上さんに上市町へ移住したきっかけなどをお答えいただきました。少しご紹介します。

Q.上市町へ移住したきっかけは?
上市町は縁もゆかりもなく、知り合いもなく、土地探しからというゼロからのスタートでした。
たまたま見つけた物件が上市町のいいところにあったのがきっかけです

よそから移ってきた立場なので、心配でしたが・・・今まで1度もトラブルはなく、困ったことがあったらスッと手を差し伸べてもらいながらも、必要以上に干渉されることもないので安心して過ごしています。とてもよくしてもらっています。

Q.雪かきの時の助け合いは?富山市よりも除雪は進んでいるように見えますが…
実をいうと、我が家は少し中に入ったところにあって融雪(装置)がないので、心配事の一つだったんですけど、住み始めてみると地域の方で大きい除雪のダンプを持っていて、その方が雪かきを朝5時からしてくださるので、困ったことはなく、助け合いながらやってる感じです。

Q.お子さんと遊ぶ環境としてはいかがですか?
ふわふわドームや子供を遊ばせる施設が家の近くに多いので、「ちょっと遅い時間だけど遊びに行こうか!?」という感じで、外に出てアクティブに遊ぶことが増えました。

Q.サラリーマンのご主人は上市町への移住にどのような反応をされていましたか?
やはり毎日のことになる通勤面を気にしていました。でも、上市町は富山市内へのアクセスが良く、近いので、上市町に住んで通勤するうえで不便と思うこともなく、仕事を選ぶ際の足枷になることもなく意外と困ることはなかったようです。上市町駅が近く、電車通勤もしやすい環境、そして、上市町にスマートICができたことで車移動する方はますます富山市への移動が便利になっています。また、上市町には大企業も多くあるので、仕事もしやすい環境にありますよ。

Q.移住されてきてよかったことは?
マイホームが持てたことの安心感が大きいです。上市町に住み始めてからは、「こんなことがあるんだ!!」という楽しいところ探しが楽しいです。

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村上さんの温かみのあるベビー用品は出産祝いとしても人気です。そして、今や生活に欠かせないマスクは藍染のもので、こちらも人気です。
気になる方はこちらでチェック!↓↓
ホームページ https://ehe2017.thebase.in
Instagram https://www.instagram.com/_ehe_2017/

 

◆移動中も中継します!コンパクトシティの上市町を村上さんに紹介してもらいました♪

村上さんのお宅から、次のゲスト「空き家再生プロジェクト」の活動拠点、「DIYアシスト基地PULPUNTE(パルプンテ)」への移動の様子も中継!
村上さんが普段出かけている先などをご紹介していただきました。
ショッピングセンターや役場、総合病院、ガソリンスタンド、ドラッグストア、銀行など生活に欠かせない施設がギュッと集結している利便性の高い上市町。
この日は、雪が積もっていましたが、道路はしっかり除雪されていて冬用タイヤを装着していれば、なんの問題もなく車を運転することができますよ。

①上市ショッピングタウンパル
地元の方御用達のショッピングセンターです。スーパーマーケットだけでなく、100円ショップや本屋さんがあって、つい長居してしまうそうです。駐車場もしっかり除雪されていて、たくさんの車が止まっていました。

②かみいち総合病院
小児科、産婦人科もある総合病院でとても大きく、遠くからでもすぐに見つけられます。何かあればここで対応してもらえるという安心感が嬉しいです。融雪装置のおかげで病院前の道路の雪が溶けていて通院も問題なくできそうです。

③えほんしつ ゆめぽっけ
児童書がたくさんある子供向けの施設です。子供の発達支援をしてくれる教室もあるので、よく利用しています。村上さんの子供が好きな大きい絵本があるのでよく来ているそうです。

➃カミール
食料品が買えたり、カフェやごはんを食べられるところがあります。また、2Fフロアには広いキッズスペースがあり、子供が遊べるようになっているので、天候が悪く外で遊べない日でも室内に大型遊具があって思いっきり遊べるので助かります。友だちと集まって話もできるので、村上さんもよく利用しているそうです。

ツアー中にご紹介できませんでしたが、⑤こどもの城、⑥あさひの郷公園もあり、子どもさんが思いっきり体を動かして遊ぶことのできる施設が多いです。

 

◆ゲスト②地元有志団体「空き家再生プロジェクト」登場!

カミールを通り過ぎたところで、手を振って出迎えてくれたのが、地元有志団体「空き家再生プロジェクト」のメンバー伊東将太さんと西野渉さんです。
空き家再生プロジェクトは、町中に空き家が目立つようになってきたことを問題に感じた人たちが集まって、空き家活用促進のためになにかできないだろうかと模索しながら活動をしている団体です。お二人のほかに鉄工所勤務の方、保険会社勤務の方、ドローンインストラクターの方がメンバーです。

空き家再生プロジェクトメンバー5名(真ん中:伊東将太さん デザインの仕事に従事(グラフィックデザイン、webデザインなど、左から2番目:西野渉さん 大工さん)

 

「DIYアシスト基地PULPUNTE(パルプンテ)」とは?
DIYアシスト基地PULPUNTEは、僕たちの活動拠点です。僕らはDIYを促進するという目的でいろいろなワークショップを企画、運営しています。将来的には、空き家物件をDIYで改修される方へのサポートや、DIYの経験のない方でも「技術指導」「工具の貸出」「地元業者の紹介」「DIYサポーターの派遣」など、DIYでの空き家改修を「アシスト」できるようになることを目指しています。ここは、上市高校が近く、高校生の往来もあり、立地がすごくいいところなんですが、20年ほどの空き家状態でした。それがすごくもったいないなぁ~と思って家主さんとお話しさせてもらって、使用許可をいただいたので、何か活用できるように改修してみようかということから始めてみました。
毎日高校生が歩いて駅まで行く道のりでもあり、人の目に触れるので町の活性化に繋がる拠点となったらいいなと思います。

 

まだ改装途中でしたが、DIYアシスト基地PULPUNTE内も見せていただきました。
天井や壁はDIYに興味がある方にも参加してもらって張り替えたそうです。
基地内の奥はこれから改修予定で、今後はそのスペースでDIYの練習ができる場所になる予定だそうです。完成が楽しみですね♪♪

DIYに興味がある方が集まって張り替えられた壁

Q.久しぶりとなる3月に開催予定のイベントはどんなイベントですか?
空き家を活用してみようということで実験的にはなるんですが、3月12、13日にイベントを開催します。
ポップアップショップとしていくつかお店に声をかけてここでお店をしようと思っています。それと併せて、我々のこれまでの活動や空き家バンクに載っていない物件などをご紹介できればと思っています。空き家再生プロジェクトは始動したばかりで、町の活性化につながる活動を模索している最中です。

今回の移住ツアーをきっかけに仲間が増えたり、上市町と少しでもつながりを持ってくれる方と出会えたりできるといいなと思っています。お気軽にご連絡ください。

Q.ワークショップには県外から参加できますか?
もちろんOKです。ぜひご連絡ください。

空き家再生プロジェクトの最新情報はこちらからご覧ください。
Facebook https://www.facebook.com/akiyasaiseikamiichi/
ホームページ https://pulpunte.net/

 

◆上市町の行政支援が知りたい!

上市町役場の盛一(もりいち)さんから、上市町の移住支援政策や子育て支援についてお話しいただきました。
昨年10月に新しくなった、上市町移住定住促進サイト「かみスイッチ」内のライフステージ別上市町支援制度で詳しくご覧いただけます。

移住となると、まずは住むところ!
ゲストの村上さんもおっしゃっていましたが、「マイホームが持てたことは大きな安心感につながる」と感じる方も多いはず。でも、住宅購入は一生の大きな買い物。そこに、行政支援があると前向きに検討できませんか?若年世帯定住促進事業として、住宅購入の支援がありますよ。理想のマイホームが手に入りやすくなると思います♪
いきなり住宅購入は・・・と思う方もいらっしゃいますよね。まずは、町営住宅で上市町で暮らしてみるというのもひとつの方法です。町営なので家賃もお手頃です。空きがあれば随時内覧可能。空き情報はホームページでご案内していますので、気になる方は最新情報をチェックしてみてくださいね。

そして、子育て世代には嬉しい、「乳児おむつ購入助成」や「保育料軽減」しかも未満児も対象というとても手厚い支援があり、なおかつ待機児童ゼロ!!年度途中でも入園しやすい環境なのもとてもありがたいですね。小学生のお子さんは第3子以降であれば給食費は無料です。(第2子までも助成があります)各学校の給食室で作られた温かいおいしい給食を食べられるので子どもたちにも人気です。1月の給食週間では、上市町出身の細田守監督のアニメ作品にちなんだ給食が提供されたそうです。アニメ給食食べてみたいです!

最後に上市愛溢れる川口さんから、マル秘情報をいただきました!
詳細はまだお伝え出来ないとのことですが、来年度、上市町の行政支援がさらに充実する予定とのことです。
気になりますね~!最新情報はかみスイッチでぜひご確認ください!!

かみスイッチ⇒ https://iju-kamiichi.com/

便利すぎる都会とはまた違う、都会過ぎない心地よい暮らしができる上市町。
気になる方はぜひ上市町役場にご相談ください♪

 

◆みんなでトークでゲストに質問

ゲストや役場の方に上市町の魅力を伝えてもらって、興味を持った参加者のみなさんから直接感想や質問をぶつけてもらいました。いくつかご紹介いたします。

Q.空き家再生プロジェクトの最新情報はどこで確認できますか?
(伊東さん)
ここ(PULPUNTE)です(笑)Facebookを最新にしますので確認してください。

Q.雪道を歩く時、どんな靴を履いていますか?
(ゲスト3名)
こんな靴を履いてま~す!防水で、靴裏は滑り止めがついています。歩きやすいです長靴は必須です。

なんと!同じ靴を履いていました。

Q.地域おこし協力隊の活動はどんな感じですか?
(川口さん)
現在上市町では地域おこし協力隊のプロジェクトが3つあります。いずれも研修型となっています。
活動期間は最長3年となっています。有吉さんのように、すでにやりたいことがあるという方には、プロジェクトを提案していただき、上市町としてどういうお手伝いができるかということを一緒に考えて、協力隊員として活動していただく場合もあります。

地域おこし協力隊募集の詳細はこちらでご確認ください⇒ https://iju-kamiichi.com/3560/posts/

2月から隊員として上市町に移住をされた有吉さんにもお話をしていただきました。
自然に寄り添った暮らしをしたくて移住されたそうです。

(有吉さん)
農業と地域を元気にしたい、中山間地で暮らしていきたいという思いを実現できるようにこれから探しながら活動をしていく予定です。
上市町を選んだのは自然に寄り添った暮らしをしたいという思いが実現できる場所だったからです。海も山の資源も豊富で、水がとってもきれいなんですね。移住前ではできなかったんですが、水道水が全くカルキ臭くないのでそのまま飲めています。

2月より地域おこし協力隊員として活動を始めた有吉さん

Q.空き家のお話し楽しく聞かせていただきました。今後、空き家を利用したいということになったらどのように話を進めることができますか?

(伊東さん)
空き家についての情報を提供することはできますが、我々ですべて対応できるというわけではありません。空き家バンクに関する情報であれば上市町が窓口になりますし、補助金だと上市町や商工会になるかと思います。そういったところと連携してお手伝いさせていただくことになると思います。
空き家バンクに載ってない情報などはお伝えできるようになればいいかなとは思います。ご相談いただいて、そういった機関とおつなぎできればいいなと思っています。

(川口さん)
空き家バンクに掲載されている数がまだ少ないというお声もいただいているので、来年度、さらにパワーアップして空き家のマッチングができるような体制も整えていけたらと思っていますので、ぜひ楽しみにしていただきたいと思います。
空き家再生プロジェクトの強みは、地場の職人さんとのつながりがガッチリしているところです。どういうDIYをしたいというのができたときに、相談してトータルプロデュースしてもらえるので、ぜひ彼らとつながっておくといいと思います。

Q.上市町のいいところは?
(西野さん)
田舎です。雪が多く降ります。でも、子育てはしやすいです。

Q.地域おこし協力隊にすごく興味があり、上市町へ行ってみたいのですが、コロナの状況です。他県の人の受け入れはどのような感じですか?
(川口さん)
ありがたいことに、上市町に興味を持ってくださる方が増えていてアテンドのご依頼は増えています。
しかし、富山県が独自のアラートを出していて現在ステージ2(2/6現在)という状態です。蔓延防止対象地域や緊急事態宣言が出ている地域との往来を自粛するようにとなっています。(上市町に)来ていただくことをダメとは言えないんですが、同じ車に乗って町内を案内するということは自粛している状況です。
状況が良くなってから来ていただけると私たちもしっかりご案内できるようになると思います。

Q.移住前に想像していたことと、実際に住み始めてからと、どのような違いを感じましたか?とまどったことや、ここがよかったというところは?
(村上さん)
滋賀県長浜市の中でも福井(県)寄りに住んでいました。田んぼが多い田舎に住んでいたので、上市町に移住してから不便を感じたことはないです。というのも、地元は車で15分走らないとコンビニがないというところなので、私の場合はありがたいことに上市町のほうが便利に感じます。
子どもを出産したのは移住してからなので、そういう意味での状況変化はありましたが、それでも不便を感じることがなくて・・・。子供ができてからでも住みやすいなという印象です。

デメリット・・・・・う~~~ん。。。あえて言うなら雪が多かった!地元も福井(県)寄りなので、雪に耐性はあったんですけど、やっぱり違うなっていうレベルの時がありますね。そのときは、「あっ、雪国だな」って思います。
その時はママさんダンプっていう雪かき道具があると便利です。スコップだと追いつかないかもしれません(笑)ただ、雪国なので、融雪装置もありますし、除雪に関してはノウハウもあるので安心ですよ。

ママさんダンプは雪かきに便利!
融雪装置は雪国ならでは。初めて見た方も多いようです。

 


全3回にわたってお送りしてきた2021年度上市暮らし体感ツアーは今回が最終回でした。
来年度、どのような形でみなさんにお会いできるかはまだわかりませんが、今後もこのかみスイッチより上市町の情報をお届けし続けていきますので、これからも上市町をよろしくお願いいたします。

過去の上市暮らし体感ツアー開催報告記事はこちらから↓↓

2021 第1回上市暮らし体感ツアー開催報告
https://careetern.com/column/detail/20210910

2021 第2回上市暮らし体感ツアー開催報告
https://iju-kamiichi.com/3945/articles/