町に移住し地域課題の解決や地域の活性化に取り組む「地域おこし協力隊」に、所真一(ところしんいち)さん(45)が委嘱されました 。
所さんは、観光業に関係する地域おこし協力隊の募集を探していたところ、東京の移住フェアで上市町の募集を見つけ応募されました。
応募したのは、観光に携わる前職で、地方の観光資源は素晴らしいが十分に周知されていないと痛感したことがあり、そういった資源をうまく発信し、観光業によって町を活性化することで地域の経済が潤う仕組みが作れたらと考えたことがきっかけでした。
4月1日、その委嘱状交付式が役場で行われ、所さんは、「上市町には素晴らしい観光資源があります。森林、竹林、農作物、それらと山、電鉄を掛け合わせることによって町のブランド力を上げるお手伝いさせていただくことと、今住んでいるお年寄り、若い方、移住者の方の住みよいまちづくりに貢献させていただきたいと思っております」と決意を述べました。
また、中川町長から「上市町の情報をしっかりと町外に発信して、多くの皆さんに知っていただきたいと思っています。資源はいっぱいありますが、まだそれを活かしきっていません。所さんのアイデアを聞かせていただき、町の発展に力を貸して欲しいです」と激励の言葉が送られました。
所さんは、奥さんと子供1人の3人家族で神奈川県川崎市から移住。「川崎市は、人口が富山県全体より多い場所です。人が多く競争社会の中での子供の成長を考えるともう少し自然豊かで、のびのびと育てる環境が良いのではないかと考えて家族で移住してきました」と話します。
今後、つるぎの味蔵で実地研修を受けながら、地域資源を活用した商品開発・販路拡大などの活動で地域活性化を推進し、地域資源のブランディングを目指します。
なお、委嘱状交付式の模様や、所さんへのインタビューをケーブルテレビNet3番組「ご近所ニュース」にて4月9日から15日まで放送予定ですので是非ご覧ください。