2024年11月16日(土)、上市町の稲場農園の圃場において、上市町の特産品の里芋収穫体験(以下、里芋収穫体験)が開催されました。
この記事では、里芋収穫体験の参加レポートをお届けします。
<目次>
【11月16日(土)会場:稲葉農園】
- 集合
- 里芋の収穫体験
- 集合
午前に開催した生姜の収穫体験に続き、この里芋収穫体験は、上市町の中高生が特産品の里芋の収穫体験を通して、町の特産品を知り、郷土愛を醸成し、上市町の特産品の魅力を自分の言葉で発信できるようになってほしいという想いを込めて開催しました。
ランチの後、午後1時30分に収穫体験会場となる稲葉農園の圃場に集合しました。
今回の里芋収穫体験には、上市中学生(1名)と上市高校生(5名)の計6名が参加しました。
はじめに、稲葉農園 稲葉さんから里芋の栽培方法について説明を伺いました。
最初に農家さんからお話を聞く
- 里芋の収穫体験
稲葉さんから話を伺った後、みんなで里芋収穫体験をする圃場まで移動して、収穫体験を行います。
あらかじめ一つの畝全体の里芋が掘り起こされていて、掘り起こしてある里芋の株から子芋と孫芋をバラしていく作業を行います。
まずは稲葉さんから作業方法について説明いただき、みんなで作業を開始します。
里芋の株は、春に植えた種芋(親芋)から、子芋・孫芋が成長していきます。それをバラして子芋と孫芋に分けて出荷されるということでした。
残った親芋も食べることができることを教えていただきました。
さあ、沢山の里芋の株があります。これから作業開始です!
里芋収穫体験①
里芋収穫体験②
里芋の株から、子芋と孫芋をバラす際に「ポキッ」、「ポキッ」と心地よい音が聞こえます。みんな黙々と作業を続けていきます。
途中、小さい子芋や孫芋はバラすのに力が必要だったり、バラし方にもコツがあったりと、作業しながらいろいろ経験を積み上げて、作業が進むにつれて一つの株をバラすスピードが上がってきました。
里芋収穫体験③
作業中は、中学生や高校生、農家さんの間でいろいろ話をしながら、和気あいあいと作業が続きます。株をバラす際には力も必要で結構疲れる作業なので、慣れない中高生は苦戦していました。
里芋収穫体験④
里芋収穫体験⑤
一つの畝全体の里芋の株をバラす作業でしたが、これだけ人数がいるとあっという間に作業が進みました。
稲葉さんも「こんなに早いのだったら、もう一畝掘り起こしておいたら良かったかな・・・」とおっしゃっていました。
里芋収穫体験⑥
- 里芋の選別
次は里芋の選別作業場の見学を行います。
圃場から稲葉農園直売所の隣の選別場のビニールハウスまで移動します。
稲葉さんから、里芋は春まで保管できるよう、収穫後は手作業で乾燥した里芋の乾いた泥を払い、里芋の大小をサイズ別に選別していると説明がありました。
参加した生徒さんから「どれくらい日持ちしますか?」と質問があり、稲葉さんから「里芋を乾いた状態で上手なお客様は春まで保存される」と回答がありました。保存に適する温度があり、5度から15度くらいの暗い場所で、あまり湿度が高くないところだと長く保存できるということでした。
里芋の選別について話を聞く①
里芋のサイズについても2S~3Lまでのサイズ規格があり、それぞれの大きさに選別していることも伺いました。
里芋の選別について話を聞く②
最後に、稲葉農園さんで栽培している他の農産物(みかん、いちご、レモンなど)についても、ビニールハウスや圃場を巡りながら説明を伺いました。
稲葉農園さんではミツバチも飼育していて、はちみつが取れる時は採取しているということでした。
里芋をご家族の皆さんと一緒に調理して食べることができるように、稲葉農園さんからお土産を用意していただき、自宅に持ち帰っていただきました。
参加者には、午前中から生姜収穫体験、午後からは里芋収穫体験と両方参加した方もいて、日頃慣れない作業で疲れたと思いますが、初めての経験が多く、実際に体験することで農家さんの想いや苦労を実感でき、とても充実した一日になったと思います。