【上市町特産品販売イベント(焼き芋)】

2025118日(土)、上市町の西中町駐車場にて、上市町産のさつまいもを用いて上市町特産品販売イベント(焼き芋)(以下、焼き芋イベント)が開催されました。

併設して「ベイブレードx」体験会(以下、ベイブレードx体験会)も開催されました。

 

この記事では、焼き芋イベントおよびベイブレードx体験会の参加レポートをお届けします。

 

<目次>
118日(土)会場:西中町商店街駐車場、㈱アルティネット サテライトオフィス】

  1. 焼き芋イベント
  2. 「ベイブレードx」体験会
  3. 感想

 

 

  1. 焼き芋イベント

当日、午前1130分に㈱アルティネット サテライトオフィスに集合しました。

今回の焼き芋イベントには、上市中学生(6名)と上市高校生(7名)の計13名が参加しました。

 

はじめに、上市町企画課の青木さんが挨拶。

「今日のイベントの目的は、上市町の農地で農家さんが栽培し、収穫したさつまいもを使って焼き芋を作って販売することで、この西中町商店街からまちを賑やかにして欲しいと思います。町内でさつまいもを作っているアルム農園さんのお話を伺い、その想いを知り、販売してもらえたらと思います。この体験で、農家さんの想いや焼き芋の味などを、家の人に伝える、友達に伝えるというかたちで上市町の良さを広げていきましょう!よろしくお願いします」

 

続いて、アルム農園さんからさつまいもの種類や栽培方法、さつまいも以外に栽培している農産物について話を伺いました。

 

今回使用したさつまいもは「紅はるか」、「シルクスイート」、「金時」の3種類になります。

「紅はるか」は、九州沖縄農業研究センターで育成されたさつまいもの品種です。赤紫色の皮と黄白の肉色で、ねっとりとした食感とクリーミーな味わいが特徴です。

「シルクスイート」は「春こがね」と「紅まさり」という品種を交配させた交雑品種です。春こがねの収量性に優れている点や味がよい点、紅まさりの形がいい点や糖度の高い点を受け継いでいます。なめらかな口あたりが最大の特徴で、これが「シルク」という名前の由来となっています。

「金時」は、きめ細かく美しい外見と上質な甘みを兼ね揃えた金時さつまいもで、上品であっさりとした甘みがあり、加熱すると甘味が増し、ホクホク系の焼き芋になります。

 

今回、アルム農園さんから「シルクスイート」と「金時」、稲葉農園さんから「紅はるか」と「シルクスイート」のさつまいもを提供していただきました。

最初に農家さんから話を聞く

準備風景

 

 

 

まずは、さつまいもの泥を洗い流します。

さつまいもの泥を綺麗に流したら、今度は焼き芋焼き機にさつまいもを並べて6090分焼き上げます。

時間をかけてゆっくり焼き上げるので、柔らかくてトロトロな焼き芋が出来上がります。

さつまいもを洗う上市高校生

さつまいもを洗う上市中学生

さつまいもを焼く準備①

 さつまいもを焼く準備②

 

今回、焼き芋単品と3種類の焼き芋を1本ずつセットにして味比べができるように「お得な食べ比べセット」を販売しました。

焼き芋のメニュー

お得な食べ比べセット

 

さあ、焼き芋販売開始です。

焼き芋販売スタート

 

開始早々、焼きあがった焼き芋はあっという間に売れてしまい、次の焼き上がりまでお客さまをお待たせしてしまう事態が発生しました。

突然のアクシデントに、高校生のスタッフが急遽、予約の受け付け注文状況を記録し、焼き上がり予定時間を伝えたりするなど、都度工夫して対応してくれました。

 

お待たせしてしまったお客さまには大変申し訳ありませんでした。

 

接客対応中①

接客対応中②

 

焼き担当は、常に焼き上がり具合を確認しながら、注文状況に対して焼き上がり予定時間を販売スタッフに伝えていました。 

焼け具合を確認

美味しそうに焼きあがってきました①

美味しそうに焼きあがってきました②

 

午後2時過ぎには最後のさつまいもを焼き始め、いよいよ焼き芋販売の終盤になりました。

販売も終盤に

 

終了時刻前の午後3時20分には売り切れてしまい、前日(217日)に販売した焼き芋と合わせると、2日間で90kg(約450本)のさつまいもを焼き芋にし、完売することができました。

 

参加した中高生のスタッフには、焼き芋を1本ずつお土産として持ち帰っていただきました。

 

今回の焼き芋イベントを通して、農家さんの想いを知り、販売を通してお客さまとのコミュニケーションを体験し、中高生の皆さんにはとても貴重な体験になったと思います。

 

  1. 「ベイブレードx」体験イベント

焼き芋イベントに併設して、午後2時から㈱アルティネット サテライトオフィスを会場に、富山県内でベイブレード大会を主催・開催している盛田克己さんを招いて、ベイブレードx体験会を開催しました。

ベイブレードx体験会には、幼稚園児から高校生までの8名が参加しました。

盛田さんから、ベイブレードxの扱い方とルールの説明の後、実際にベイブレードxを体験していただきました。

 

対戦ルールは、相手のベイブレードを弾き出すか・パーツが外れてしまうか、相手よりも長く回り続けられるか決まり手に応じたポイントを取得し、4ポイント先取により勝敗が決まります。

体験会が進むにつれて会場内はヒートアップし、折角の機会なので急遽トーナメント形式で対戦会を行うことになりました。

 

抽選でトーナメントの組み合わせを決めて、選手宣誓の後、対戦会が始まりました。

選手宣誓

 

体験会の時とは雰囲気が変わり、対戦会になると参加者の気合いがひしひしと伝わってきます。

勝ってガッツポーズで勝利をかみしめる人、勝負に負けて悔し涙をみせる人、対戦中にかけ声・叫び声をあげる人など、会場が一気に盛り上がりました。

ベイブレードx(体験会)風景①

ベイブレードx(体験会)風景②

ベイブレードx(体験会)風景③

ベイブレードx(体験会)風景④

ベイブレードx(体験会)風景⑤

 

対戦会は、撮り鉄さんが優勝となりました。

ベイブレードx(体験会)対戦結果

 

参加した幼稚園児から高校生までの子どもたちは、ベイブレードx体験会を通してコミュニケーションが図られ、また、大人も一緒に参加できるので、ベイブレードは世代を超えて楽しめるものだと想いました。

 

  1. 感想

今回、参加した中高生に焼き芋イベント、ベイブレードx体験会を通しての感想を伺いました。

 

上市高校生 「上市町の人や子供と関わり、人と接すること話すことの楽しさを味わえて良かったです。この体験を通して、自分からも積極的にやってみようかと思うことができました」

上市高校生 「あまりボランティア活動をする機会がなかったのですが、人と話すことが楽しいと思いました。農家さんの話を聞いて、こだわりとか、どれだけ愛をもって育てられているか知ることができ、さつまいもを食べるときは農家さんの事を考えて食べようと思いました」

 

上市高校生 「販売をするという経験が私にとってあまりないことで、貴重な体験をさせていただきました。また、このような活動があったら、是非参加してみたいと思いました」

 

上市高校生 「思ったより人と人の関わりや、お金が関わってくるので、途中、焼き上がりが遅くなって、お客様を待たせてしまうことがあり、そこが大変でした。里芋は以前から町の特産品だと聞いていましたが、さつまいもがあることは知らなかったので、この機会に知れて良かったです」

 

上市高校生 「今回の体験を通して、焼き芋は自分が思っていた以上に難しかったが、買ってくれる人がいて嬉しかったです。

       ベイブレードは結構やっていたので簡単かと思ったら、こんなに強い子供たちがいて、日本のベイブレードは明るいと思いました」

 

上市高校生 「焼き芋はそんなに難しくないと思っていましたが、今回の経験を通して、様々な人との関わりと工夫があって、すごく奥が深いものだと思いました。祖父が農家でお米を作っているので、同じ農家として見習っていきたいと思いました」

 

上市中学生 「農家さんはいろんな工夫や手間がかかって大変だと思いました」

 

上市中学生 「さつまいもは品種によって、いろんな個性があっていいなと思いました」

 

今回のイベントを通して、参加した中高生は農家さんの想いを知り、人とのコミュニケーションやお客さまの立場になって考えて対応することや世代を超えた交流を通して学ことが多く、とても貴重な体験になったと思います。